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小島
「小島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小島の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
いような気になった。船は小動《こゆる》ぎもせずにアメリカ松の生《は》え茂った大島
小島の間を縫って、舷側《げんそく》に来てぶつかるさざ波の音ものどかだった。そして....
「デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
にもあります、沙漠にもあります。大陸の主《ぬし》かならずしも富者ではありません。
小島の所有者かならずしも貧者ではありません。善くこれを開発すれば
小島も能く大陸に....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
例地は水から分れ出たことになっている。最も簡単な考え方によると、大洋の中の一つの
小島がだんだんに大きくなってそれが世界になったということになっている。英領コロン....
「映画と癩の問題」より 著者:伊丹万作
数年来、映画をまったく見ていない私は、作品としての映画を批評する資格を持たない。したがって私は、映画「
小島の春」を批評することはできないが、癩というものが、あのような仕方で映画にされ....
「春の潮」より 著者:伊藤左千夫
も立っては田圃の遠くを眺めるのである。ここから南の方へ十町ばかり、広い田圃の中に
小島のような森がある、そこが省作の村である。木立の隙間から倉の白壁がちらちら見え....
「河口湖」より 著者:伊藤左千夫
ある。飯がすむ。娘はさがる。 鵜島は、湖水の沖のちょうどまんなかごろにある離れ
小島との話で、なんだかひじょうに遠いところででもあるように思われる。いまからでか....
「恐竜島」より 著者:海野十三
の温くない連中か、あるいは特別の事情のある人々にかぎられているようなものだった。
小島玉太郎の場合は、夏休みをさいわいに、豪州《ごうしゅう》を見てこようと思い、か....
「沈没男」より 著者:海野十三
それは彼の容れるところとならず、わざわざ北方スコットランドのそのまた極北のはなれ
小島であるオークニー群島へ送りこまれたのは、甚だ心外であった。このスカパフロー湾....
「空襲警報」より 著者:海野十三
だ」 「するとサイレンも鳴らないんだな」 「これはいかん……」 団員一同は、離
小島に残されたような心細さを感じた。 そのとき一台の自動車がやって来て、中から....
「棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
ニュームの盆の上に載せてはこぶというセルフ・サーヴィスの食堂があった。二人は離れ
小島のような隅っこのテーブルを占領して、同じ献立の食べ物を見くらべてたのしそうに....
「雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ッツベルゲンという島の上にあるのです。」 *ノルウェーのはるか北、北極海にちかい
小島群(一名スヴァルバルド)。 「ああ、カイちゃんは、すきなカイちゃんは。」と、....
「久米正雄」より 著者:芥川竜之介
たことがある。愛すべき三汀、今は蜜月の旅に上りて東京にあらず。………… 小春日や
小島眺むる頬寄せて 三汀....
「剛才人と柔才人と」より 著者:芥川竜之介
佐佐木君は剛才人、
小島君は柔才人、兎に角どちらも才人です。僕はいつか佐佐木君と歩いていたら、佐佐木....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
・壱州に応接して、午後四時、長崎に入港す。桜花満開の期を過ぎ、八重桜の最中なり。
小島町正覚寺に至り、有馬憲文氏を訪問す。親鸞上人御忌執行中なるも、好意にて別杯を....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
うのが惜しく、私はしとしとと降る梅雨の町へ、はだしで歩き出した。 ところが浅草
小島町まできたとき、交番の巡査が私を呼んでいる。はだしで歩くのは罰金だというのだ....