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小庵
「小庵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小庵の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仇討三態」より 著者:菊池寛
安政と、三十年間、日本国中を探し回った。幸太郎が安政四年に、陸奥国牡鹿郡折の浜の
小庵に、剃髪して黙昭と名乗って隠れて忍んでいる休右衛門を見出したのは、安政四年十....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
めに、その病|革《あらた》まるに及び、来客の輿《こし》を借りて、急にこれを近所の
小庵に移したくらいであるから、まして梅枝のごときは、死に瀕してから夜分今出川辺に....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
思ひけん、念仏者並びに檀那等、又さるべき人々も同意したりとぞ聞えし、夜中に日蓮が
小庵に数千人押し寄せて、殺害せんとせしかども、いかんがしたりけん、其夜の害も免れ....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
た。 また時が過ぎた。小倉で鉄道の方の工場に勤めていた親戚のたよりで、比丘尼は
小庵にこもって相変らず行いすましていたが、病気があったと見えて、ある朝ところの人....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
に降り、さらに馬車を駆りてここに至る。はじめに同翁の洗礼を受けたる寺門をたたく。
小庵なり。つぎにその古屋を訪う。農民これに住す。壁上に詩人ポープの賛を題せり。庭....