小感[語句情報] »
小感
「小感〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小感の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦人と思想」より 著者:与謝野晶子
の習慣も生じ、智識も聡明となり、感情も豊潤を増し、在来の婦人の悪習たる猜疑嫉妬の
小感情や、低い物欲や、虚飾に浮身をやつす心も一洗せられ、良人の機嫌を取ったり台所....
「雨」より 著者:織田作之助
んかと言われた。 中学生の豹一は自分には許嫁があるのだと言い触らした。哀れな弱
小感に箔をつけたのだった。周囲を見わたしてみて誰も彼も頭の悪い少年だとわかると、....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
女々《めめ》しいものであれば、することなすこと小さくなって、偉大なる思想さえも、
小感情のために、大きなところを失って縮《ちぢ》まってしまう。おたがいも折々見るこ....