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小才覚
「小才覚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小才覚の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
てえから、すっぱりと吐いちまいなせえよ」 「…………」 「ほほう、このうえ小知恵
小才覚で、おれを向こうに回そうとおっしゃるのですかい。大味のようならこっちも大味....
「阿部一族」より 著者:森鴎外
覚えめでたく、お側《そば》去らずに勤めている大目附役に、林外記というものがある。
小才覚があるので、若殿様時代のお伽《とぎ》には相応していたが、物の大体を見ること....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
出ない工夫はあるまいかと、家来の平助にそっと相談した。 女の浅い知恵と中小姓の
小才覚とが一つになって、組み上げられたのが今度の狂言であった。又蔵もこの事件には....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
伝蔵も長《なが》の暇《いとま》となるべきであったが、六年も勤め通した者でもあり、
小才覚もあって何かの役にも立つので、これはそのままに残して置いた。 その伝蔵が....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
怖ろしいよりも憎うござる。弓矢を取っては怖ろしい奴ではござりませぬが、佞弁利口の
小才覚者、何事を巧もうも知れませぬ。」 「ほほ、何を巧む。謀叛かの。」 「それほ....