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小揺るぎ
「小揺るぎ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小揺るぎの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
ていった。空はやはり同様に青かったが、もはや朝の軽やかな空気はなかった。すべては
小揺るぎもせず、自然は黙していた。彼らは願っていたとおり二人きりだった。――そし....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
》をこじあけるか錠前をこわすかするつもりで、彼は鉄棒を一本一本つかんだが、どれも
小揺るぎさえしなかった。虎《とら》の牙《きば》もおよばないほど固く植わっていた。....
「三国志」より 著者:吉川英治
足した。 瓦口関に構えて一息ついていた張※は、幾度かの敵襲も、堅固な関の救いに
小揺るぎもなく、事なくすんだが、さて援軍が来なければ、此処から一歩も動きがとれな....