小昼[語句情報] » 小昼

「小昼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小昼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
篤胤没後の門人の多い伊那の谷を訪い、清内路に住む門人原|信好の家から橋場を経て、小昼(午後三時)のころに半蔵の家に着いた。しばらく木曾路の西のはずれに休息の時を....
死者の書」より 著者:折口信夫
たものである。 ようべの嵐に、まだ残りがあったと見えて、日の明るく照って居る此|小昼に、又風が、ざわつき出した。この岡の崎にも、見おろす谷にも、其から二上山へか....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
少なくとも五度は食事をする。是などは明らかに上代からの旧慣ではなかったのである。小昼は何処でも午前十時頃と、午後三時頃とに給与せられる。関東では普通に是をコヂウ....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
できなかった。多くの若い者を使っていた農家では、線香一本のたつと、午後は二度まで小昼間を出すところもできたのだが、それはいずれも人をつかう家の考案で、最初の趣旨....