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小普請組
「小普請組〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小普請組の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
《ふかみしんざえもん》と申すお屋敷へ廻って参ります。この深見新左衞門というのは、
小普請組《こぶしんぐみ》で、奉公人も少ない、至って貧乏なお屋敷で、殿様は毎日御酒....
「箕輪心中」より 著者:岡本綺堂
た。尤《もっと》もお役を勤めていると余計な費用がかかるというので、自分から望んで
小普請組にはいる者も無いではないが、無役では出世の見込みはない。一生うもれ木と覚....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
それに就いて、嘉兵衛はこう答えた。池田の屋敷は小石川|原町にあって、二百五十石の
小普請組である。自分はその隣り屋敷へ出入りしているが、池田の屋敷は当主のほかに大....
「三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
行をなげ出しても、今更清元をやめることは出来ないので、結局病気と云い立てゝ無役の
小普請組に這入ることになりました。 小普請に這入れば何をしてもいゝと云うわけで....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
、御軍艦操練所は海軍所と改められ、英仏学伝習所が横浜に開かれたのも、その結果だ。
小普請組支配の廃止、火付け盗賊改めの廃止、中奥御小姓同御番の廃止、御持筒頭の廃止....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
白洲《しらす》に名を出さねばならぬかも知れぬ。
それに、鈴川源十郎のうしろには
小普請組支配頭|青山備前守《あおやまびぜんのかみ》というものがついていて、鼠賊《....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
きへ行って、江戸城のお金蔵の絵図面をひとつ持って来てくれねえか。なあに、あるさ。
小普請組の家にゃあるに極まってるものだ。――なに? 借りには行けぬと。ばかアいえ....