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小村
「小村〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小村の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
お暇《いとま》を致そうと存じます」
甚「是から行ったって泊める処《とこ》もねえ
小村《こむら》だから、水街道へ行かなけりゃア泊る旅籠屋《はたごや》はねえ、まア宜....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
宮淳、牟田口廉也、石田乙五郎、上砂政七、木下栄市、納見敏市、大野広一、高地茂朝、
小村順一郎 ◯高橋三吉、小林躋造、豊田副武 ◯進藤一馬、四王天延孝、笹川良一、古....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
事業家、致富家、名士、学者が起ったり仆れたりしたか解らぬ。二十五年前には大外交家
小村侯爵はタシカ私立法律学校の貧乏講師であった。英雄広瀬中佐はまだ兵学校の寄宿生....
「唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
に迷惑を掛けるような筋ではないから、本名で言っても差支えはなかろう。その時の連は
小村雪岱さんで、双方あちらこちらの都合上、日取が思う壺にはならないで、十一月の上....
「小春」より 著者:国木田独歩
の麓には林を周らし、山鳩の栖処にふさわしきがあり。その片陰に家|数二十には足らぬ
小村あり、浜風の衝に当たりて野を控ゆ。』 その次が十一月二十二日の夜 『月の光....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
た。取り分けて菊五郎は主人公の藤吉郎よりも、二タ役の馬丁幸吉の方が好評で、五幕目
小村井梅屋敷の場で主人の跡部甲斐守(松助)に嚇されたり賺されたりして、藤吉郎の秘....
「雪のシベリア」より 著者:黒島伝治
は、此際、帰してしまいたかった。そして、おとなしくって、よく働く、使いいゝ吉田と
小村とが軍医の命令によって残されることになった。 二 誰れだって、....
「安吾武者修業」より 著者:坂口安吾
。 剣の諸流派の中で、馬庭念流だけが一ツ別格に扱われている。馬庭という片田舎の
小村に代々その土地の農民によって伝えられてきた風変りな剣術がある。その村では村民....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
美通太郎と共に馬車を急がせて、広大な大伴邸へのりつけたときには、叔父の大伴晴高が
小村医師と共に兄の隣室にションボリしていただけであった。 「お兄様の御容体は?」....
「村芝居」より 著者:井上紅梅
とがある。そこは平橋村と言って、ある海岸から余り遠くもないごくごく偏僻な河添いの
小村で、戸数がやっと三十くらいで、みな田を植えたり、魚を取ったりそういう暮しをし....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
川では、飛魚が水面を飛んでいた。ピリピの分封地、ベタニヤの町、エリコ、サマリアの
小村では、人々が安らかに眠っていた。 ひとりの祭司長の庭園では、赤々と焚き火が....
「露の答」より 著者:坂口安吾
十九です。 筆力非凡将来の大器という先生の宣伝が行き渡っておりますから、山間の
小村では現在の大器の如く丁重に待遇せられる、都会の陋巷でその日の衣食に窮していた....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
し、日本が寝耳に水の如くに驚き、その意に従った事。 第二は、日露戦争が終了し、
小村侯が米国で、ウイッテ相手に講和談判をやっている時、米国の鉄道王ハリマンが日本....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
の一行と別れて神戸へ行き、神戸から乗船して大連を経て入露の行程に上った。その途上
小村外相の帰朝を大連に、駐日露国大使マレウイチの来任を哈爾賓に迎えて各々意見を交....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
には灌木しかございませぬ。そういう雪山の中を五、六里ばかり参りますとキルンという
小村がありますが、その村には柳の樹が大分に生えて居りました。外には別に変ったもの....