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小林秀雄
「小林秀雄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小林秀雄の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「堕落論」より 著者:坂口安吾
を禁じた如く、古の武人は武士道によって自らの又部下達の弱点を抑える必要があった。
小林秀雄は政治家のタイプを、独創をもたずただ管理し支配する人種と称しているが、必....
「後記にかえて〔『教祖の文学』〕」より 著者:坂口安吾
吟詩人とか琵琶法師というものに落付くようなタチであろうと思っている。 思うに、
小林秀雄も政治家にはならないタチの教育宗教型の詩人であるが、然し彼は、琵琶法師や....
「大望をいだく河童」より 著者:坂口安吾
も似て見えてしまうのだろう。中村君と僕は眉の濃く太いのが共通していた。 むかし
小林秀雄は酔っ払うと僕に向って、ヤイ、河童、と言った。髪の毛が額にたれるせいだろ....
「ゴルフと「悪い仲間」」より 著者:坂口安吾
午すぎ講談倶楽部原稿書きおわる。それから一パイやってるところへ新潮の菅原君来訪。
小林秀雄、今日出海両君とゴルフ対戦のことで話があった。両君側の意見ではコースは両....
「精神病覚え書」より 著者:坂口安吾
テンカン患者がかなりいるのではないかと思われる節はある。 僕が退院する二日前、
小林秀雄が見舞いに来てくれて、ゴッホは分裂病ではなく、テンカンじゃないのかと言い....
「釣り師の心境」より 著者:坂口安吾
もりなのかな、と、私は詩人の心境が分らなかった。けれども、詩人はまったく夢中で、
小林秀雄と島木健作のところへ六月一日に鮎を食いに来いという案内状を発送した。 ....
「スポーツ・文学・政治」より 著者:坂口安吾
がない。佐藤春夫氏も同意見だった。大岡昇平の『俘虜記』は好みからいうときらいだ。
小林秀雄は正確だといっているが、あれは書かなくてもいゝことに正確だ。もっと簡単で....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
あげたヤジウマ根性だと思って、私は大いに感服した。 私が精神病院へ入院したとき
小林秀雄が鮒佐の佃煮なんかをブラ下げて見舞いにきてくれたが、小林が私を見舞ってく....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
第一代の教祖とする。ヴァレリー師を二代目、三代目は日本にも優秀なる高弟が一人いて
小林秀雄師、これがフランス象徴派三代の教祖直伝の血統なのである。 私も二十三年....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
た新劇の研究生だ。今、某誌の編輯者をしている橋本晴介君などの同門同輩なのである。
小林秀雄の妹が同じように研究生であった。 この山口は小石川白山下に門戸をはる白....
「人生三つの愉しみ」より 著者:坂口安吾
にく私の飲み仲間はその術の達人ぞろいであった。牧野信一は酔うと意地わるになるし、
小林秀雄、河上徹太郎はカラミの大家。中原中也のように酒がないと生気のないのもいる....
「可能性の文学」より 著者:織田作之助
なるものであるか。われわれが過去の日本の文学から受けた教養は、過不足なき描写とは
小林秀雄のいわゆる「見ようとしないで見ている眼」の秩序であると、われわれに教える....
「僕の読書法」より 著者:織田作之助
な風に思うのである。森鴎外でも志賀直哉でも芥川龍之介でも横光利一でも川端康成でも
小林秀雄でも頭脳優秀な作家は、皆眼鏡を掛けていない。それに比べると、眼鏡を掛けた....
「わが文学修業」より 著者:織田作之助
だのは、前記の作家たち、ことにスタンダール、そしてそこから出ているアラン。なお、
小林秀雄氏の文芸評論はランボオ論以来ひそかに熟読した。 西鶴を本当に読んだのは....
「詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
よりもなほ強く汝が立琴も歌ひえぬ 愛執の苦き赤痣を醸すなり アルチュル・ランボオ
小林秀雄 この援用文は、幸福な美しい引例として、短い私の論文の最初にかかげるので....