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小泉八雲
「小泉八雲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小泉八雲の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
いや、鳥に限ったことではない。三世の苦痛を知るものは我我人間のあるばかりである。
小泉八雲は人間よりも蝶になりたいと云ったそうである。蝶――と云えばあの蟻を見給え....
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
めに伺いたいもので」と相変らずにやにやする。
「僕のも大分《だいぶ》神秘的で、故
小泉八雲先生に話したら非常に受けるのだが、惜しい事に先生は永眠されたから、実のと....
「アッシャー家の崩壊」より 著者:佐々木直次郎
る「恐ろしき一群」は狂人のとりとめのない話である。狂人は笑う、が微笑はしない。(
小泉八雲全集第十五巻二六―三一ページ参照)ポーの詩の傑作の一つに数えられている。....
「思い出の記」より 著者:小泉節子
などと常談申しますと『あ、どうしょう、私のこの鼻、しかしよく思うて下さい。私この
小泉八雲、日本人よりも本当の日本を愛するです』などと申しました。 子供に白足袋....
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
まり、先達がお祈りを上げている。さながら葛飾北斎の富嶽三十六景中の題目であって、
小泉八雲に驚異の目を見張らせた光景である。なお見ていると、小さな石一つ、沢の上か....
「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」より 著者:寺田寅彦
十余年前に
小泉八雲の小品集「心」を読んだことがある。その中で今日までいちばん深い印象の残っ....
「「迷いの末は」」より 著者:宮本百合子
ろは、過去においては余り東洋の幻想の中につつみこまれていた。蝶々夫人、お菊さん、
小泉八雲の描くところの日本。それらはいずれも昔の日本の或る一面、或はそれが嘗ては....
「科学の常識のため」より 著者:宮本百合子
とを、医学者としてのベルツ、生物学者としてのモールスが記述していて、文学における
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)、哲学のケーベル博士、美術のフェノロサの著述とと....
「怪譚小説の話」より 著者:田中貢太郎
『牡丹燈記』から出たもので、この牡丹燈記の話は、他にもいろいろな話になっている。
小泉八雲の怪談の中にある耳なし法師の話も、やはり『牡丹燈記』の変形である。 小....
「人の言葉――自分の言葉」より 著者:寺田寅彦
を浪費せよと頼まれる。……そしてできるだけ早く疲労してしまうのが落ちだ。……」(
小泉八雲の手紙。野口米次郎、『
小泉八雲伝』より) 科学の研究には設備と費用がか....
「女人創造」より 著者:太宰治
がついた。名前は忘れたが或る外国人のあらわしたショパン伝を読んでいたら、その中に
小泉八雲の「男は、その一生涯に、少くとも一万回、女になる。」という奇怪な言葉が引....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
見たような気がせず、触れても触れたような気のしない原因である。 このごろ晩年の
小泉八雲のものを読んで一層とそう思った。平凡な学生、つまらない門付け、ハンブルな....
「築地の川獺」より 著者:田中貢太郎
小泉八雲の書いた怪談の中には、赤坂に出る目も鼻もないのっぺらぼうの川獺のことがあ....
「読むうちに思ったこと」より 著者:小川未明
ま/″\な色彩を点ずるかゞ知られるのであります。 学生時代に、その講義を聴いた
小泉八雲氏は、稀代な名文家として知られていますが、たとえば、夏の夜の描写になると....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
かせてしまう。 奥さんから、薄茶をいただく。御亭主は、書斎の方へ来給えと急ぐ。
小泉八雲の手紙など見せられる。西欧美術や図書の蒐集家として一見識を説く。ぼくには....