小町草[語句情報] »
小町草
「小町草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小町草の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鏡の中の月」より 著者:宮本百合子
やはり裁縫板をひかえて坐っている瀧子のうしろに床の間があった。濃い鮮かな牡丹色の
小町草の花がありふれた白い瀬戸の水盤に活けてある。これも生徒の製作品である。夏の....
「一九二七年春より」より 著者:宮本百合子
ったコムパクトで自分の顔を見て居た。 七月二十九日 机に花なし。庭の
小町草の小輪をとってさす。 コップの水に浸って居る葉にこまかいむく毛がある故か....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
碧い花が机の上のコップにさしてある。この辺の花の色は実に鮮やかで、野生の月見草、
小町草、その他本当に自然の濃いはっきりした日光の美しさを思わせる色をしている。こ....