小癪に障る[語句情報] » 小癪に障る

「小癪に障る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小癪に障るの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
今の諸新聞を見ると、彼は果して例の誇大文句を並べた大広告を出して居る、其中で最も小癪に障る一二の文句「報国の赤誠より出たる献身的大努力の結晶」だとサー、笑わせる....
めでたき風景」より 著者:小出楢重
い、食いしんぼうの、強いものに対しては弱く、弱いものにはすこぶる強く出るところの小癪に障る奴であることに気がついた。 奈良の小学生達は大概、初夏の頃になると女....
西瓜」より 著者:岡本綺堂
彩が濃厚になったのだね。」 彼は無雑作に言い放って、又もや高く笑った。いよいよ小癪に障るとは思いながら、差しあたってそれを言い破るほどの議論を持合せていないの....
三枚続」より 著者:泉鏡花
早いや親方、誰も権太左衛門に母親が斬られたとは言やしません、私あ親の敵と思う位、小癪に障る奴が出来たッていうんです。」 「はてな。」 「それでね、出来るものなら....
春泥」より 著者:久保田万太郎
れは、あのじゞい、慾張っちゃァいる、こすッからくは出来ている。……随分、ふてえ、小癪に障る、それこそ人の小股をすくうようなことばかり始終しちゃァいるが、もと/\....