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「小磯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小磯の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
は百二十機、名古屋へは百五十機が来襲せり」と。 ◯内閣は一昨日、辞表を提出した。小磯内閣は果してかけ声をかけただけで終り。三月十日の空襲の市街大延焼にて、疎開強....
夜の靴」より 著者:横光利一
東北人というものは、どうしてこう馬鹿なんだろうか思いますよ。だって、東条、米内、小磯と三代も、一番馬鹿な、誰もひき受け手のないときに担がれて、まんまとその手に乗....
年譜」より 著者:宮本百合子
発表が行われ、侵略戦争の現実の姿がむき出されはじめた。この月に東條内閣は辞職して小磯、米内の協力内閣ができた。この年のはじめ国民総動員が行われ十七歳以上を兵役に....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
七夕を寝てしまひけり小傾城 押し立てゝはや散る笹の色紙哉 呼びつれて星迎へ女や小磯まで 屋根越しに僅かに見ゆる花火かな 小袴の股立とつて相撲かな 小角力の水打....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
けれど。忘れず、ね。 『明日への精神』やっと出ました。表紙は白でフランス綴です。小磯良平のトンボがかいてあって、題は朱。トンボの色は写生風で瀟洒としている(そう....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
曜頃どうやら運べそうです。 十月九日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(代筆小磯良平筆「バタビヤにて(人物)」(一)、宮本三郎筆「印度の女」(二)、脇田和筆....
深夜の電話」より 著者:小酒井不木
条をお読みになったことがありましょう。 「竹の下道行きなやむ足柄山の峠より、大磯小磯見下ろせば、袖にも浪はこゆるぎの、急ぐともはなけれども……」とある。大磯あた....
議会見物」より 著者:佐藤垢石
、鮟鱇の胆のようにおいしくたべられるのはいつだろう。 秋田清は、ごんずい鯛だ。小磯は果たして将来大鯛にまで育ってゆき、魚類の王さまになるかどうか。 議会の魚....
郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
葉歌境と共通するものがある。例えば春の句で 遅き日のつもりて遠き昔かな 春雨や小磯《こいそ》の小貝ぬるるほど 行く春や逡巡《しゅんじゅん》として遅桜《おそざく....
私本太平記」より 著者:吉川英治
と引き継がれてゆくような旅だった。――ここから先にも、清見潟、黄瀬川、足柄、大磯小磯、そして鎌倉口の仮粧坂まで、ほとんど道の辺の花を見かけない宿場はない。 だ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
た女性的な門づくり。どうしてもしかるべき白拍子の家でもあるか、さもなくば仮粧坂や小磯大磯あたりには多い茶屋といった屋構えだった。 「? ……。師直、ここは」 「....