小米桜[語句情報] »
小米桜
「小米桜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小米桜の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
の下に飛石が三つばかり筋違《すじかい》に見えて、その先に井桁《いげた》があって、
小米桜《こごめざくら》が擦《す》れ擦れに咲いていて、釣瓶《つるべ》が触るとほろほ....
「少女地獄」より 著者:夢野久作
たるに、正面、祭壇の中央に安置されたる銀の十字架上に、見慣れぬ黒の山高帽と、赤き
小米桜に銀のビラビラを垂らしたる花簪《はなかんざし》が引っかけ在るを発見し、大い....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
仄かに立ち昇っている。そのこちら側の肘掛椅子に、最前の女優髷の女が被布を脱いで、
小米桜を裾模様した華やかな錦紗縮緬の振袖と古代更紗の帯とを見せながら向うむきに腰....