小耳に挟む[語句情報] » 小耳に挟む

「小耳に挟む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小耳に挟むの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
余り上手なお医者さまとは受け取れませんなど話が合う。私は、そういう噂などチラチラ小耳に挟む所から、或る日、改めて古川医師に師匠の容態を承ると、 「今日の処は、師....
三国志」より 著者:吉川英治
そのとき、曹操は、乱軍の中にまじって、すぐそばを駈けていたので、そのことばを小耳に挟むと、 「これはいかん」と、あわてたものとみえ、旗を取って面を包み、無二....
雲霧閻魔帳」より 著者:吉川英治
は、義賊の雲霧だと、町では、彼が想像以上な噂なのだ。いや、人気といった方がいい、小耳に挟む、路傍の人の話にも―― 「呆れたね」 「どうしても、今自雷也だ」 「奉....