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小腸
「小腸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小腸の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
物の屋根裏に在るところを見ると、貴重な滋養分の貯蔵タンクではないかとも思えるし、
小腸とおんなじような曲線でヌタクッているところから想像すると、何かの消化器官のよ....
「神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
然として、銑吉は聞いていた―― 血は、とろとろと流れた、が、氷ったように、大腸
小腸、赤肝、碧胆、五臓は見る見る解き発かれ、続いて、首を切れと云う。その、しなり....
「地虫」より 著者:小栗虫太郎
引きあげた。 下腹は、わけてもパックと口を開けていて、そこから、淡い藤色をした
小腸の端がのぞいている。 船員は、群れてくる船蟲を、揮発油で防ぎながら、 「ね....
「稀有の犯罪」より 著者:小酒井不木
方へ行ったのかしら」 こういって、仙波は何となくあわてた様子をして、十二指腸、
小腸、大腸、直腸を切り開き、次で、その内容を調べて見ましたがダイヤモンドは姿を見....
「三つの痣」より 著者:小酒井不木
ことが出来ました。それは何であるかと申しますと、犯人の眼の前で死体を解剖し、その
小腸を切り出して、それを蠕動させることなのです。 御承知かも知れませんが、人間....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
糖分に変化せしめられ、胃に入りて胃筋の機械的作用と胃液の化学作用を受け、それより
小腸に入りて腸液と膵液《すいえき》と胆汁の消化作用を受け、全く消化せしものは門脈....