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「小蜂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小蜂の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
面積の厚み」より 著者:宮本百合子
で、先生が後を向ききりになると一緒に、今までひっそり閑としていた教室中には、急に小蜂のうなるような囁《ささやき》や、せわしい身じろぎの音が、一しきりサワサワ、サ....
日記」より 著者:宮本百合子
のこれからあとの……――思って居た。そしてコーヤッてじっとして居ると、どこからか小蜂がとんで来て、私を背にのせて人のまだ行ったことのない国につれて行って呉れはし....
葦笛(一幕)」より 著者:宮本百合子
三人の精霊がねころんだり、木の幹によっかかったりしてのんきらしくしゃべって居る。小蜂が一匹とんで居る。 第一の精霊 サテサテマア、何と云うあったかな事だ、飛....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
似ていた。濡れた森の縁には啄木鳥《きつつき》の鋭い笑声が響いていた。そして無数の小蜂《こばち》が日の光の中で踊りながら、間断なき深い大オルガンの響きを森の丸天井....