小豆餅[語句情報] » 小豆餅

「小豆餅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小豆餅の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「黒い地帯」より 著者:佐左木俊郎
を考えるのに、深く突詰めるってごとねえんだもの。ほだからのことさ。」 「お房や。小豆餅ばかりでなんなら、納豆餅でなりなんなり、どっさり食って行くんだ。東京さなど....
「夜の靴」より 著者:横光利一
家のものも隣室の仏壇の間で御馳走になった。中央の大鍋いっぱいにとろりと溶け崩れた小豆餅、中鍋には、白い澄し餅がいっぱい。そして、楕円形の見事な大櫃には盛り上った....
「星女郎」より 著者:泉鏡花
は、渾名を熊坂と言った大猿があって、通行の旅人を追剥し、石動の里へ出て、刀の鍔で小豆餅を買ったとある、と雪の炉端で話が積る。 トそこら白いものばっかりで、雪上....
「山の秋」より 著者:高村光太郎
はいろいろのご馳走をつくって一年中の食いだめをする。わたくしもよく方々の農家から小豆餅やなまり節などをもらった。例の白いのもさかんにのまれる。この白いのはうまく....