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小過
「小過〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小過の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「正義と微笑」より 著者:太宰治
くどくど書いているのは、実に滑稽である。お前の日記は、もう意味ないぞ。 「吾人が
小過失を懺悔するは、他に大過失なき事を世人に信ぜしめんが為のみ。」――ラ・ロシフ....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
台に対し、いよいよ講義を初めた。それは論語の仲弓為季氏宰、問政、子曰、先有司、赦
小過、挙賢才、云々の章であったが、私は自宅で度々練習して行ったから、そのままサラ....
「探偵小説アルセーヌ・ルパン」より 著者:婦人文化研究会
の機敏なる智能を賞するものなり。もしそれ電話装置を看破し能はざりし如きは大功中の
小過、毫《ごう》もその勝利の価を減ずべきものにあらず。ここに感嘆と尊敬との意を表す。以上。 アルセーヌ・ルパン....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
業を成そうとするのである。大過あらばその業は不適任な者として自ら止むしかないが、
小過は天もゆるしてくれよう、官兵衛もまた恕すだろう。――そう考えはすわったのであ....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
―と申すのでござる。たとえば、現職町奉行のある者の過去に、多少、人間にありがちな
小過や小罪があったにせよ」 「お待ち下さい。……仰っしゃることは、自己の弁護には....