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小野
「小野〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
小野の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二人小町」より 著者:芥川竜之介
一
小野《おの》の小町《こまち》、几帳《きちょう》の陰に草紙《そうし》を読んでいる。....
「水の三日」より 著者:芥川竜之介
ま》が、せっせと折目をつけては、行儀よく積み上げている。向こうのすみでは、原君や
小野君が机の上に塩せんべいの袋をひろげてせっせと数を勘定している。
依田君もそ....
「或日の大石内蔵助」より 著者:芥川竜之介
ちゅうざえもん》、原惣右衛門《はらそうえもん》、間瀬久太夫《ませきゅうだゆう》、
小野寺十内《おのでらじゅうない》、堀部弥兵衛《ほりべやへえ》、間喜兵衛《はざまき....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
中に、身うごきもせずに待っていた。彼女の相貌は、この一ヶ月の間に、森華明の描いた
小野小町美人九相の図を大急ぎで移って行ったように変りはてていた。額は高く、眼窩は....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
日 ◯快晴。 ◯すべて静かに、日頃の雑音も聞えず。また凧の絵を描く。 ◯年賀客。
小野富弥君(小学校同級生)、吉岡専造君。 一月四日 ◯初仕事に懸る。大日本画劇....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
泡を飛ばした。 それから、この佐々木の友人で、フランス語学校で同じ高等科にいた
小野寺というのと知った。これもやはり、二、三年前に早稲田を出て、その頃は研究科で....
「春昼」より 著者:泉鏡花
主が分っております。」 「婦人ですね。」 「さようで、最も古歌でありますそうで、
小野小町の、」 「多分そうのようです。」 「詠まれたは御自分でありませんが、いや....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
た。一|首の歌が自ずと私の口を突いて出たのもその時でございます。真嶺刺し、相摸の
小野に、燃ゆる火の、火中に立ちて、問いし君はも……。 『右の歌を歌い終ると共に、....
「友人」より 著者:上村松園
かった。 私の友人は、支那の故事とか、日本の古い物語や歴史のなかの人物である。
小野小町、清少納言、紫式部、亀遊、税所敦子――そのほかいくらでもある。 楊貴妃....
「作画について」より 著者:上村松園
や、その後の「義貞勾当内侍を視る」「頼政賜菖蒲前」「軽女悲惜別」「重衡朗詠」また
小野小町、紫式部、和泉式部、衣通姫などの宮中人物、上※、女房等々、歴史のなかから....
「三人の師」より 著者:上村松園
っても過言ではない。 橋本関雪 土田麦僊 西山翠嶂 西村五雲 石崎光瑤 徳岡神泉
小野竹喬 金島桂華 加藤英舟 池田遙邨 八田高容 森 月城 大村広陽 神原苔山 ....
「謡曲と画題」より 著者:上村松園
のでした。 むかしむかし内裏の御殿で御歌合せの御会があったとき大伴黒主の相手に
小野小町が選ばれました。 黒主は相手の小町は名にし負う歌達者の女性ゆえ明日の歌....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
よりも重く見られた文部|権大書記官の栄位を弊履の如く一蹴して野に下り、矢野文雄や
小野梓と並んで改進党の三|領袖として声望隆々とした頃の先夫人は才貌双絶の艶名を鳴....
「西航日録」より 著者:井上円了
。その論極めて大にして、その心最も切なり。ときどき船中の主治医岡村氏および事務長
小野氏これに加わりて、五人内閣を団成し、中央のテーブルと相合して梅花状をなし、悲....
「金山揷話」より 著者:大鹿卓
また煙草に火をつけて、言葉を継いだ。 「そのとき市岡の奴がね。発車間際になって、
小野さんに宜しく頼んどいてくれって頻りにそういうんだ。僕はたいがい鉱区の事だろう....