小野道風[語句情報] » 小野道風

「小野道風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小野道風の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
初蛙」より 著者:薄田泣菫
戯っ気とです。博識なイソップや、人の悪いアリストファネスが見ていようと、怠け者の小野道風が立っていようと、貧乏詩人の芭蕉庵の主人が聞いていようと、そんな事には少....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
がら、「一茶という奴、おかしな野郎だな。だが、もっと外にもあるはずだが……たしか小野道風とかいった……」 「小野道風……」雨蛙は忘れた名前をふるい出すように、二....
都会の幽気」より 著者:豊島与志雄
っ込み、ふらふらと足を運びながら、頭の中には、花札のまん円い赤い月や、傘をさした小野道風の姿や、「あかよろし」と書いてある短冊などが、ちらちらと映っていた。それ....
祭りの夜」より 著者:豊島与志雄
代はあまりうまくない。私はいちばん下手だ。然しそんなことはどうでもよい。私は雨の小野道風が好きで、そればかり狙ってるうちに、だんだん負けがこんでくる。お留さんが....
現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
ニヤリと、相変らず、たのしそうである。 不撓不屈。飛んでは落ち、落ちては飛ぶ。小野道風の蛙。これが半平の信条である。蛙であるから、顔に小便かけられても、いつも....
古陶磁の価値」より 著者:北大路魯山人
物でありましてもやはり美術品であります。それから能書で、弘法大師の書がよいとか、小野道風の書がよいというのも、やはりこれも美術品であります。美術以外になんにもあ....