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「小隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

小隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
日調練の稽古をするという仕組みです。今から考えれば外国風の軍隊組織で、四十人が一小隊、三小隊が一中隊、五中隊が一大隊ということになっていたように聞いています。そ....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ません。指揮単位は中隊です。次の散兵となると中隊長ではとても号令は通らないので、小隊長が号令を掛けねばいけません。それで指揮単位は小隊になったのであります。戦闘....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
告では、高射砲も三門やられ、のこるは二門になっていた。 兵員は? もともと一小隊しか居なかった兵員は、四分の一にも足らぬ人数しか、残っていなかった。 「ピリ....
田原坂合戦」より 著者:菊池寛
編成は、旅団が単位であるが、一個旅団は二個連隊、四個大隊であり、之に砲工兵各々一小隊が加って、総員三千余人だった。最初野津少将の第一旅団、三好少将の第二旅団、総....
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
必要はないだろう。」 重藤中尉は正真正銘の、力と力との対立を見た。中尉は、一個小隊を指揮する力を持っているつもりだった。だが、今、彼は、一兵卒の柿本の銃の前に....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
。そのうちの英国兵の一隊は進んで生田に屯している備前藩の兵士に戦いをいどんだ。三小隊ばかりの英国兵が市中に木柵を構えて戦闘準備を整えたのは、その時であった。神戸....
戦話」より 著者:岩野泡鳴
佐に導かれて金州半島に上陸すると、直ぐ鳳凰山を目がけて急行した。その第五中隊第一小隊に、僕は伍長として、大石軍曹と共に、属しておったんや。進行中に、大石軍曹は何....
未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
う》が植えられてあったり。 試験に従事するのは、加瀬谷少佐を隊長に、ほかに一ヶ小隊の戦車兵であった。 問題の地下戦車第一号は大型の二台の牽引車に鋼条《こうじ....
地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
、たった二人だ。 「命令。地底戦車兵第……ええと、第百一連隊第二大隊第三中隊第四小隊のパイ分隊は、只今より出動する」 と、べら棒に大きな数をいって、 「戦車長....
若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
よ。」と、いって、平気で出ていきました。それにつづいて、はなやかな三人の娘たちの小隊がいきました。 ローリイは、かけて来て小隊をむかえ、じぶんの友だちに紹介し....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
一人の部隊長があって、作戦を立て、号令をかけていた。ところが、この部隊長は、小隊長、中尉ぐらいのところで、これが日本共産党というものであった。その上にコミン....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
者だけが下宿するにふさわしい家で、便衣隊の隠れ家には適しているが、まア、便衣隊の小隊長格の親分だったのだろう。 こうなってからは、碁席の方へも、乾分のインチキ....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
をふり廻して、ソレ、駈けこめ、駈けこめ、と、上野寛永寺まで駈けこんできた鉄砲組の小隊長であった。 どういう因果か、この男は小説が好きだ。おまけに、都会の風が身....
電報」より 著者:織田作之助
沿岸のある小さな町のはずれに一軒の家を借りて共同生活をしている。その家にもう一人小隊長と呼ばれている家族がいる。当年七歳の少年である。小隊長というのは彼等三人の....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
。横隊戦術は「実線」の戦法にして単位は中隊、散兵戦術は「点線」の戦法にして単位は小隊を自然とす。戦闘の指導精神は横隊戦術に於ては「専制」にして、散兵戦術にありて....