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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
だが――なにしろ目前に、持明院統の帝室が蒙塵して来たのである。勃然、手に唾して、小鳥網へかかった物でも捕るように、「今は」とばかり、彼の非情が、酷さをほしいまま....