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少国民
「少国民〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
少国民の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
徳 予約出版の信を失なわしむ 普通出版界に普及せし悪影響 融通金主の当惑 多数
少国民を荼毒せし文弱化 印税成金の堕落 広告不信認の悪例を作りし罪 国産用紙の浪....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
アン・ナイト」や「ロビンソン・クルーソー」などの物語を、あるいは当時の少年雑誌「
少国民」や「日本の少年」の翻訳で読み、あるいは英語の教科書中に採録された原文で読....
「読書の今昔」より 著者:寺田寅彦
、郵便屋の声を聞くたびに玄関へ飛び出して行ったものである。甥の家では「文庫」と「
少国民」をとっていたのでこれで当時の少青年雑誌は全部見られたようなものである。そ....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
ん。 それはいったい誰がするのでしょうか。もちろんそれは、皆さんがた今日の日本
少国民たちが、大人になったときにするのです。よわい民族ではできないことです。すぐ....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
殖訓練所を設けることにして見たりしている。 すでに東京府では少年少女のために「
少国民精神殿堂」という精神道場を建てることになったし、また日満両国の青年の精神的....
「百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
中であって、百姓弥之助はその時漸く十歳であった。日清戦争というものが如何に当時の
少国民の愛国心を鼓舞したかということは別の思い出になるが、鉄道がいよいよこの村へ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(ウラジロモミの写真絵はがき)〕 岩波で
少国民のためにという本の中で、『地図の話』武藤勝彦著があります。大変に面白い本で....
「新時代の「童話」」より 著者:豊島与志雄
考える機縁は、私事に亘るが、幾つもあるなかで、例えば、―― 山本有三主宰「日本
少国民文庫」のなかの、「発明物語」について、石本已四雄君が読後感を私に洩したこと....
「『火星兵団』の作者の言葉」より 著者:海野十三
この書『火星兵団』は、私がこれまでに書いた一等長い小説であります。
少国民新聞(今は名前もなつかしい当時の「小学生新聞」)に、前後四百六十回にわたっ....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
。ここの湖畔の宮邸は、いま何に使用されているかしらないが、毎日、このような無数の
少国民に訪われる一物もないことはたしかであろう。それなのに、英世少年の母が夜業に....
「『西遊記』の夢」より 著者:中谷宇吉郎
出したのを見て、何だか恐ろしいような気がしている。というのは、折角買ってもらった
少国民向きの上品な『西遊記』にはざっと眼を通しただけで、夢中になっているのは、大....
「四つの都」より 著者:織田作之助
を見つけて、錬成場を作り、こゝへ虚弱児童を収容する訳です、何といっても重要なのは
少国民即ち学童の健康問題です、現在の日本の学童の総てが健康であるとすれば、もう次....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
だ明らかでないが、すでに子安や道祖神や石地蔵の例がある以上は、あるいはこれももと
少国民の幸福のために、始まった風習ではないかと私は考えている。 数多くの立石の....