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少将
「少将〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
少将の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二人小町」より 著者:芥川竜之介
情《なさけ》を知らないのですか? わたしが今死んで御覧なさい。深草《ふかくさ》の
少将《しょうしょう》はどうするでしょう? わたしは
少将と約束しました。天に在って....
「少年」より 著者:芥川竜之介
?)した。ここにその任命を公表すれば、桶屋《おけや》の子の平松《ひらまつ》は陸軍
少将、巡査の子の田宮《たみや》は陸軍大尉、小間物《こまもの》屋の子の小栗《おぐり....
「将軍」より 著者:芥川竜之介
んでいた。
四 父と子と
大正七年十月のある夜、中村《なかむら》
少将、――当時の軍参謀中村少佐は、西洋風の応接室に、火のついたハヴァナを啣《くわ....
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
すると御主人はこの女に、優《やさ》しい会釈《えしゃく》を返されてから、
「あれが
少将の北《きた》の方《かた》じゃぞ。」と、小声に教えて下さいました。
わたしは....
「三つの窓」より 著者:芥川竜之介
人生全体さえ感じ出した。しかし年月はこの厭世主義者をいつか部内でも評判の善い海軍
少将の一人に数えはじめた。彼は揮毫を勧められても、滅多に筆をとり上げたことはなか....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
が覚えてから初めてのことだった。 山田の伯父が四谷にいた。威海衛で戦死した大寺
少将の邸を買って、そのあとを普請したばかりのところだった。伯父は大佐で近衛の何連....
「怪塔王」より 著者:海野十三
ければならぬことは、秘密艦隊というものが編成されたことです。この司令官には、池上
少将が任命されましたが、この秘密艦隊は、それこそまったくの極秘のうちにつくられた....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
、いかめしい顔つきで、ぐっとうなずき、 「そのとおりだ。遊撃艦隊司令長官リーロフ
少将だ。そうなると、君は提督だぞ。これでも君は、人をうたがうか。いやだというか」....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
なった。とにかく、今すぐに、無電で新フリスコ港へ連絡してみなさい」 「は、リント
少将を、呼びだしますか」 「それがいいだろう。
少将は、明日この船が到着することを....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
――。 ららららら。ひゅーっ。 飛行島の最上甲板には、飛行島建設団長のリット
少将の見送る顔も見える。 桁には、また新たに信号旗がするするとあがった。 「出....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
です……長唄のお師匠さんの橋渡しで。 家は千駄木辺で、お父さんは陸軍の大佐だか
少将だか、それで非職てるの。その息子さんが新しい法学士なんですって……そこからね....
「備前天一坊」より 著者:江見水蔭
けれど、それよりもズッと前、七十余年も遡って万治三年の頃に備前の太守|池田新太郎
少将光政の落胤と名乗って、岡山の城下へ乗込んだ浪人の一組があった。この方が落胤騒....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
。なにがしの君はいよいよ心あくがれて、だんだん尋ね明かした後に、それがなにがしの
少将の妻であるということを確かめたので、君は更に恋文をしたためて、その奥に「あだ....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
は袂落。修学のためにやがて独逸に赴かんとする脇屋欽之助は、叔母に今は世になき陸軍
少将|松島主税の令夫人を持って、ここに擲って差支えのない金員あり。もって、余りに....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
とき、大使館武官の招宴があり、私ども駐在員も末席に連なったのであるが、補佐官坂西
少将(当時大尉)が五分間演説を提案し最初に私を指名したので私は立って、「何のため....