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少弁
「少弁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
少弁の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
うはいろいろの御款待《おんもてなし》、なにかと御苦労でござった」 若い公家は左
少弁兼輔《さしょうべんかねすけ》であった。色の白い、髯《ひげ》の薄い優雅の男振り....
「法然行伝」より 著者:中里介山
具馬壱疋をたもうべし。 建永二年二月二十八日符到奉行 右大史中原朝臣 左
少弁藤原朝臣 追捕《ついぶ》の検非違使《けびいし》は、宗府生久経、領送使は左衛....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ない。 また、朝廷でも、幕府をはばかッて、以後は彼の蔵人の職を罷めさせ、前の右
少弁にもどして、その官籍も、政事にかかわりのない絵所の一員に移す――とはしていた....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
俊基は、彼を抑えて、自身、男へむかって言った。 「つつむまい。いかにも儂は日野右
少弁だが、そちが告げたい真意は何か」 「はい。街で聞いた六波羅衆のうごきによると....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、おあずかりおき下さいましたそうな」 「や。……ではお許は」 「はい、亡き日野右
少弁俊基の妻、小右京と申すものにござりまする」 「ああそうだったか……」 高氏....