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少弐頼尚
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少弐頼尚の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の目はいつも遠くを観ている。 たとえば。 西国の手当にしても、彼は、在京中の
少弐頼尚や宗像大宮司氏範らをさしむけて、豊前、筑後、肥後の兵を催させていたが、そ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
氏も思わずにいられなかった。 しかし尊氏は、途々何も問わず、ただ先に立ってゆく
少弐頼尚を信じ、頼尚もまた、この誤算について尊氏へ何の釈明するところもなかった。....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
支隊は、斯波高経のひきいる山手勢であり、また浜のなぎさを一ト筋に駈け出したのは、
少弐頼尚以下の、筑紫の兵、三千余騎にちがいない。 そして、その二方面のまん中を....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
へさんざんに抗ッた。――そして戦いに破れると九州へ逃げ落ちてゆき、直義と仲のよい
少弐頼尚のふところへ拠ってしまった。のみならず、西海の反師直がたも、みなその一幕....