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少禄
「少禄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
少禄の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
、それがなければ詰らんで、ねえ武士《さむらい》の娘、それそこが武士の娘、手前ども
少禄者《しょうろくもの》だけれども、此処《こゝ》にへえつくしているが世が世なれば....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
た一室であったことに別段の不思議はなかったが、旗本ならいうまでもないこと、いかに
少禄《しょうろく》のご家人であったにしても、事いやしくも天下のご直参であるからに....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
べてがパッと浮かび上がりました。――年のころはまだ咲ききらぬつぼみの十五、六歳。
少禄《しょうろく》の者らしいが、容姿ふぜいは目ざむるばかり。しかも、それが泣きぬ....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
て見廻って歩き、大した高ではございません、十石三人扶持、御作事方|賄い役と申し、
少禄では有りますが、段々それから昇進致す事になるので、僅でも先ず高持に成りました....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
のは有難いと思え、目出度い出立だ、何故笑い顔をして立たせない、手前が未練を残せば
少禄の娘だから未練だ、意気地がないと孝助殿に愛想を尽かされたら何うする、孝助殿歳....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
事などを思って奉公が出来るものか、お祖父さんも以前は大小を差して、戸田家にて仮令
少禄でも御扶持を戴いたものだ、其の孫だからお前も武士の血統を引いて居るではないか....