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少童
「少童〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
少童の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
っぴん》に木を斫《き》ってやる人がござらぬ」、王「委細は先刻から承知の介だ、この
少童を伴れ去って木を斫らすがよい、またこの人を遣《や》るから鉄砲を持たせ」、豹殺....
「夜の靴」より 著者:横光利一
菅井胡堂氏がおはぎを持って来てくれた。私の部屋――この参右衛門の奥の一室は和尚が
少童のころまだこの家の豪勢なときに誦経に来て以来五十年ぶりらしく、庭を眺め、「ほ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
きゅうてき》だってもこの人を見ては笑《え》みが自然にわくであろうと思われる美しい
少童《しょうどう》でおありになったから、女御も愛を覚えずにはいられなかった。この....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
て、何か物いいたそうであったが、首をあげた周馬の目のおそろしさに驚いて、無邪気な
少童少女は、散るともなく、顔を見あって、こそこそ村のほうへ帰ってしまう。 その....
「山の人生」より 著者:柳田国男
であり、また体質か遺伝かに、これを誘発する原因が潜んでいたことと思う。昔は七歳の
少童が庭に飛降って神怪驚くべき言を発したという記録が多く、古い信仰では朝野ともに....