尖る[語句情報] »
尖る
「尖る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尖るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空中墳墓」より 著者:海野十三
けたので身体は綿のごとく疲れていた。それだのに、思ったほどの熟睡もとれず、神経は
尖る一方であった。 今も急行エレベーターで昇って来た人間が、果して自分のところ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
、年はもう二十四、五。女盛りの、燃える炎を包まれて、美が冴えるほど肺が痩せ、気の
尖るほど凄艶さが目立ってきた。 「お米さんの病気には、男が一番毒ですぜ」 誰か....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
た。――こういう故事式目の連続には何の興味がないのみならず、ささいな過失にもすぐ
尖る公卿や僧官根性に、うんざりさせられたせいだろう。――だが、護国寺宝塔院のさい....