尚し[語句情報] » 尚し

「尚し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

尚しの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
って行った。そうして間もなくすっかり消えた。 なんとなく気味悪く思いながら彼は尚しばらく佇んでいた。 「お、これは?」と呟くと、彼はツカツカ前へ進み、顔を低く....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
は張三李四のお構いなく地獄の釜の中へたたき込んで見せる?」 ラシイヌはそれから尚しばらく、城内をブラブラ彷徨ってから、黄浦河の岸へ出て行った。 県城とそして....
文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
ようであります。今年から千百八十四年前のことであります。このとき、天皇は大いに嘉尚し給い、幣を奉じて畿内七道の諸社に告げ、……尋で東大寺に行幸、盧舎那仏に礼賽あ....
おばけずきのいわれ少々と処女作」より 著者:泉鏡花
いと信じている。僕はただかの自ら敬虔の情を禁じあたわざるがごとき、微妙なる音調を尚しとするものである。 そこで文章の死活がまたしばしば音調の巧拙に支配せらるる....
その人を知らず」より 著者:三好十郎
えてくれよ、飯をとりあげられて、たまるもんけえ、ゴクソツめ! ……(他の三人は、尚しばらく沈黙) 男4 ……だけど、なんですかねえ、この――これから、ぜんたい、....