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「尚書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

尚書の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
張読であります。張は字を聖朋といい、年十九にして進士に登第したという俊才で、官は尚書左丞にまで登りました。祖父の張薦も有名の人物で、張薦はかの『遊仙窟』や『朝野....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
て源を同じゅうするものである。 但し紅教は幻術を巧みにするものである。理藩院の尚書を勤める留という人が曾て西蔵に駐在しているときに、何かの事で一人の紅教喇嘛に....
運命」より 著者:幸田露伴
を得て、貴きこと言う可からずという。燕王の意|漸くにして固し。忠|後に仕えて兵部尚書を以て太子監国に補せらるゝに至る。明史巻百五十に伝あり。蓋し亦一異人なり。 ....
愛卿伝」より 著者:田中貢太郎
非常に重んじて、その一言半句も聞き流しにはしなかった。 趙の父親の一族で、吏部尚書となった者があって、それが大都から一封の書を送ってきたが、それには江南で一官....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
微、惟精惟一、允執厥中」の文である。上の三教帰一の教は即ちこれである。抽斎は古文尚書の伝来を信じた人ではないから、これを以て堯の舜に告げた言となしたのでないこと....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
った。そうして、その以後は神を祭らなくなったそうである。 雨夜の怪 後に尚書に立身した呂安老という人は、若いときに蔡州の学堂にはいっていた。ある日同じ寄....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
めて多く、その出没すこぶる巧妙で、なかなか根絶することは出来ないのである。 趙尚書が臨安の尹であった時、奇怪の賊があらわれた。彼は人家に入って賊を働き、必ず白....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
経を呼んでいると、三年の後に腫物はおのずから癒えた。(同上〉 馬絆 吏部尚書の※氏の話に、かつて八蕃に在任の当時、官用で某所へ出向いた。 途中のある駅....
十二支考」より 著者:南方熊楠
い。白馬が尊ばるる理由は、多般だがその一を述べると、明の張芹の『備辺録』に、兵部尚書《ひょうぶしょうしょ》斉泰の白馬極めて駿《と》し、靖難《せいなん》の役この馬....
十二支考」より 著者:南方熊楠
』二十九にも出《い》づとあるから取り出し読むと、果して至正十一年、執政脱々が工部尚書|賈魯《かろ》を遣わし、民夫十五万と軍二万を役して黄河を決せしめ、道民生を聊....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
まいます。 道庵つくづくと、その百姓|面《づら》を鏡に照らし合わせながら、 「尚書《しやうしよ》に曰《いは》く、農は国の本、本固ければ国安しとありて、和漢とも....
一週一夜物語」より 著者:小栗虫太郎
となりました。 その、ミス・ロバータ・ヘミングウェーは、財団の有力者である国璽尚書の令嬢です。まだ二十二か三くらいでしょう。匂いはないかわりに、清純な線があり....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
かと考えた。それを口にしたのは、エセックスと、海軍卿と、ロバアト・セシルと、御璽尚書のトマス・ウィンデバンクが列席する御前会議の席上であった。彼らはみな起立して....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
まあ、兎に角お前達がせねばならんと云うから、 そんならそうとして、する事にした。尚書 人間最高の徳が、聖者の毫光のように、 殿様のおつむりを囲んでいて、それを有....
自来也の話」より 著者:岡本綺堂
るのであるが、捕えられた本人はおぼえもない濡衣であると主張する。臨安の市尹は後に尚書となった趙という人で、名奉行のきこえ高い才子であったが、何分にも証拠がないの....