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尭
「尭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尭の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
、鳶《とび》が鳴いている。」
「鳶が?………うん、鳶も沢山いる。そら、いつか張継
尭《ちょうけいぎょう》と譚延※《たんえんがい》との戦争があった時だね、あの時にゃ....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
は千葉の者であるが、馬琴の八犬伝でおなじみの里見の家は、義実、義|成、義|通、実
尭、義|豊、義|
尭、義|弘、義|頼、義|康の九代を伝えて、十代目の忠義でほろびた....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
、帰ってから人に語って、其の底の底までは愛しきらぬところを洩《もら》したことは、
尭雄僧都話《ぎょうゆうそうずばなし》に見えて居るとされている。秀吉も政宗の押えに....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
、自分の書斎らしい室さえもなかった。緑雨のお父さんというは今の藤堂伯の先々代で絢
尭斎の名で通ってる殿様の准侍医であった。この絢
尭斎というは文雅風流を以て聞えた著....
「時勢と道徳観念」より 著者:喜田貞吉
賊世なり。たゞ我一人のみにあらざるなり。夫れ殷湯の夏を奪ひ、周武の紂を伐つ、何ぞ
尭舜揖譲の政に同じからん。全く聖主賢君の風にあらず。 とある。甚だ以て穏かならぬ....
「西航日録」より 著者:井上円了
酒店なく質屋なく巡査の必要なきは、この一村のみなりという。かくのごときは、文明的
尭舜の民というべし。 三月二十八日、朝ベルファストを去り、車行およそ百マイルに....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
王、『新葉集』 十六 室町時代に歌は芸術であることをやめ始める、今川了俊、正徹、
尭孝、飛鳥井雅世、正徹の論理と
尭孝の理論、正徹と
尭孝との定家の立て方 十七 東常....
「三国志」より 著者:吉川英治
う禰衡を称するためできているようなものだ。……いやまだ云い足らん。上はもって君を
尭舜にいたすべく、下はもって徳を孔顔に配すべし。……ちと難しいな。わかるまい。も....
「三国志」より 著者:吉川英治
ている世評とは、たいそう違いすぎまする。劉玄徳さまこそ、漢の景帝が玄孫におわし、
尭舜の風を学び、禹湯の徳を抱くお方。身を屈して貴をまねき、己を粗にして人を貴ぶ。....
「三国志」より 著者:吉川英治
にも――天下は一人の天下に非ず、すなわち天下の天下である――といっておる。故に、
尭も天下を舜に譲り、舜は天下を禹に譲っている。いま漢室の政命尽き、曹操の実力は天....
「三国志」より 著者:吉川英治
シテ紫烟ヲ圧ス 漢祖ノ歌風ハ空シク筑ヲ撃チ 定王ノ戯馬謾ニ鞭ヲ加ウ 主人ノ盛徳ヤ
尭舜ニ斉シ 願ワクハ昇平万々年ヲ楽シマン と、高吟した。 「佳作、佳作」 曹....
「神代史の研究法」より 著者:津田左右吉
る場合には、そこに何らかの意図がはたらいていることを看取しなければならぬ。支那の
尭舜から禹湯文武に至る長い物語は支那人の政治道徳の思想によって構成せられているか....