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就役
「就役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
就役の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中生活」より 著者:堺利彦
はそれぞれ定まった課程があって、それだけの仕事は是非させられることになっている。
就役中は話もできず、休むこともできず、便所に行きたい時には手を挙げて許可を請うの....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
聞きし時の失望は、木より落ちたる猿《ましら》のそれにも似たらんかし。 第七
就役 一 典獄の訓誨《くんかい》 伊勢へは我々一年半の刑を受けし人のみにて、....
「鬼」より 著者:吉川英治
やめよう。自分から望んでここへ移って来たのだ。若い娘も犠牲にするのを承知でわしは
就役して来たのだ」 「いいえ、お父様は、私を犠牲にしたと仰っしゃいますが、私にだ....
「柳生月影抄」より 著者:吉川英治
いた。 二つ目の本箱を開けた。細かい棚に、絵図や書類が整理されてある。大目付に
就役以来の物ばかりが入れてあるので、あるべきはずの書類の何通かが失くなっていた事....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
もいわれる早川逸平、河越権兵衛、倉橋剣助などの腕ききが揃っていた。 正徳四年に
就役して以来、出雲守は、行政警視の両面に、大いに見るべき実績をあげていたが、去年....