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就縛
「就縛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
就縛の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
服の裂けた一部とだけで痣蟹の身体はそこに見当らなかったではないか。これには痣蟹|
就縛に大悦びだった雁金検事や大江山捜査課長をはじめ検察官一行は、網の中の大魚を逃....
「女肉を料理する男」より 著者:牧逸馬
稽《こっけい》な弁辞であると断ぜざるを得ない。ロンドン中が「斬り裂くジャック」の
就縛《しゅうばく》を熱望して爪立ちしていることは、パッカアはもっとも熟知していた....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
住居までも突止めたるは偏に吾が狭山鬼課長の霊腕に依るものと云うべく、従って犯人の
就縛も遠きに非ざるべしと信ぜらる。因みにステーション・ホテルのボーイ山本は、余り....
「近眼芸妓と迷宮事件」より 著者:夢野久作
聞いてる吾々は笑おうにも笑えない気持がしたよ。 むろん癪に障っていたから大深の
就縛は新聞社には知らせなかった。そのまま暗から暗へと死刑になってしまったが、可哀....
「S岬西洋婦人絞殺事件」より 著者:夢野久作
に関する書類を、事件に直接関係のない部分だけ貰い受けたいと申出たが、それは犯人の
就縛後、一年半以上経過してから許可された。そうして惜しい事に、この間のR大学、法....
「梟の眼」より 著者:大倉燁子
も、出ておりまして?」と訊いた。 「ウム。『省電の通り魔』ッて題で、スリの一味が
就縛された記事があるが、それを捕えた山梨刑事の写真が出ているんだ、この男、この間....