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尺角
「尺角〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尺角の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高野聖」より 著者:泉鏡花
射る月の光に照し出された辺《あたり》からは大石小石、栄螺《さざえ》のようなの、六
尺角に切出したの、剣《つるぎ》のようなのやら、鞠《まり》の形をしたのやら、目の届....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
万川と称え、流れの末が下山田川に合して吾妻川へ落しますゆえ、山から材木を伐出し、
尺角二
尺角|或は山にて板に挽き、貫小割は牛の脊で下して参ります。山田川で筏を組み....
「震災日記より」より 著者:寺田寅彦
縄で何かガラガラ引きずりながら引っぱって来るのを見ると、一枚の焼けトタンの上に二
尺角くらいの氷塊をのっけたのを何となく得意げに引きずって行くのであった。そうした....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
る。 例えば、習字の先生を招いて習字を習わせている。そして、各寄宿舎に大きな三
尺角の机を渡す。すると、全部の者が習字するようになった。従って、技を競う関係上、....
「魔都」より 著者:久生十蘭
み、隙を窺って背後から古繩で頸を締めましたが、抵抗されて致死させるに至らず、約一
尺角厚さ二寸のコンクリートブロックの板石で右の顔面を強打して死に至らしめ、死体を....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
、一葉二葉ともすれば早や散りそうな、柳屋の軒の一本柳に、ほっかりと懸っている、一
尺角くらいな看板の賽ころは、斜に店の灯に照されて、こっちへは一が出て、裏の六がま....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
だった、折もあろうに。 突然! ドドドド――ッと、すさまじい地唸りがして、栗
尺角の殿中柱が、ミリッといったかと思うと、三人の坐っている畳までが、下からムクム....