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尺長
「尺長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尺長の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幻談」より 著者:幸田露伴
うのは凡《およ》そ畳《たたみ》一枚より少し大きいもの、贅沢《ぜいたく》にしますと
尺長《しゃくなが》の苫は畳一枚のよりよほど長いのです。それを四枚、舟の表《おもて....
「近眼芸妓と迷宮事件」より 著者:夢野久作
かりが見当らない。ただその後の屍体解剖で、額にブチ込んだ兇器が厚さ一分位、推定一
尺長さ以上の一直線の重たい物体であった。ちょうど鉈の背中みたようなものだった。…....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
四に、四国遍路の途上船頭が奇事を見せんという故蘆原にある空船に乗り見れば、六、七
尺長き大蛇水中にて異様に旋《めぐ》る、半時ほど旋りて胴中|炮烙《ほうろく》の大き....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
たが、今では鉄鎖を用いている。百門の砲を載せる船の鎖を積み重ねただけでも、高さ四
尺長さ二十尺幅八尺の山ができる。そしてその船一隻を造るために何程の木材が必要であ....
「寒鮒」より 著者:佐藤垢石
微動だものがさじと水面と竿先へ見入るのである。 仕掛けの全長は竿より五寸乃至一
尺長くするのがよかろう。道糸は秋田の渋糸十五本撚りで充分である。鈎素は浮木釣りの....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
《すえ》られたるを見ん。これ英国より取寄せられたる瓦斯《がす》ストーブにて高さ四
尺長さ五尺幅弐尺あり、この価《あたえ》弐百五十円なりという。ストーブの傍《かたわ....