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「尻切り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

尻切りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ていては長くなる。いつまでも聴き手を焦らしているのが能でもありませんから、ちっと尻切り蜻蛉のようですが、おしまいの方は手っ取り早くお話し申しましょう」と、半七老....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
すぐ手先どもに頤で知らせた。 藤四郎の眼にとまった彼の男は、石原の松蔵という家尻切りのお尋ね者であった。かれは詮議がだんだんに厳しくなって来たのを覚って、どこ....
骸骨の黒穂」より 著者:夢野久作
います。丹波小僧は、藤六の処を出て、鍋墨の雁八とも別れてから後、大阪地方専門の家尻切りになりましたが、或る処で居直って人を殺したお蔭で、手厳しく追いこくられまし....