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尻尾を巻
「尻尾を巻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尻尾を巻の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
仇が犬になって、あとをつけて追って来た、面の長い白斑で、やにわに胴を地に摺って、
尻尾を巻いて吠えかかる。 「畜生、叱……畜生。」と拳を揮廻すのが棄鞭で、把手にし....
「イオーヌィチ」より 著者:神西清
の話をはじめたら最後、先方はたちまちぐいと詰まってしまうか、さもなければこっちが
尻尾を巻いて逃げ出すほかはないような、頭の悪いひねくれた哲学を振りまわしはじめる....
「妻」より 著者:神西清
、泣声もなく、罵る声もない。あたりはすべて静寂、生活の秩序、子供ら、手橇、そして
尻尾を巻いた犬がいるばかり。子供にもすれ違った百姓にも不安の色はないのに、一たい....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
な相手じゃない。へたにガチ張ったら、たったひとつの命を棒にふる。こういうときは、
尻尾を巻いて逃げるにかぎる」 蹲《つくば》って小柄をぬきとって、草の上へほうり....
「魔都」より 著者:久生十蘭
会を壊すつもりで一暴れあばれたのだが、肝心のところで鶴に鳴かれ、びっくり敗亡して
尻尾を巻いて逃げ出したものと思われる。
さすがに新聞記者の端っくれだけあって、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
顔絵)に描いてやるなどと吐ざいた時もだ、腹では、くそでもくらえと思ったが、わざと
尻尾を巻いて逃げ出したのも、今日のキメ手があったればこそだ。やい菊王、頼春。ここ....