尻尾を振る[語句情報] »
尻尾を振る
「尻尾を振る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尻尾を振るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
カラに乾いてしまって、瞳孔の開いた眼脂だらけの眼で悲しそうに吾輩を見上げているが
尻尾を振る元気も無いらしい。一体これはどうした事かと、明るい窓の下へ持って行って....
「マクシム・ゴーリキイの伝記」より 著者:宮本百合子
と同じこった。軛《くびき》をかけられるか、つぶしにされるんだ。それでいて御本人は
尻尾を振るばっかりと来ていらあ」 スムールイの云う言葉は、ゴーリキイの感受性の....
「桜の園」より 著者:神西清
はどだい無理なんだが、下世話にもいうとおり、おつきあいなら吠えないまでも、せめて
尻尾を振るがよい――だからな。丈夫なことといったら、わたしは馬もはだしさ。わたし....
「博物誌」より 著者:岸田国士
けたもののある所を動かない。 彼は、一口も残すまいとする。 落着かなくなって
尻尾を振るでもない。 雹がからだにばらばらと当ると、ようやく、それも不承不承|....