尻当て[語句情報] » 尻当て

「尻当て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

尻当ての前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
くづく情けなくなった。十円の雪駄《せった》を素足で踏み、帷子《かたびら》に背当て尻当てをするのを恥辱とした、彼等の気前はどこにあるであろう。魚河岸ではしゃいでい....
ズラかった信吉」より 著者:宮本百合子
習慣だ。 熱湯配給所の小舎のわき、棚の前へ土地の物売りが並んでいる。 ゴムの尻当てみたいな輪パンがあるナ。いくらだ? 四十五カペイキ? たけえ! 樺の木の....
雪の夜」より 著者:織田作之助
。けれども松本のことは照枝にきかず、照枝も言わず、照枝がほころびた真綿の飛び出た尻当てを腰にぶら下げているのを見て、坂田は松本のことなど忘れねばならぬと思った。....