尾っぽ[語句情報] »
尾っぽ
「尾っぽ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尾っぽの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
っておくなんぞは、もっとしゃれているじゃござんせんか。これじゃ、いかなだんなでも
尾っぽを巻くなあたりめえでしょうよ。てめえが好きでおっ死《ち》んだものを、人がば....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ッ、そこらに見えねえかい」 「いますよ、いますよ。だんなの足もとに、目を光らして
尾っぽをつっ立てながら、ためていますぜ」 「そうか、それをきいちゃ、なおほってお....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
かい! それをまただんなが、なんですかい! たかがいなかっぺいのけんつくぐれえに
尾っぽを巻いて、江戸八百八町の名折れじゃござんせんか! あっしゃくやしいんだッ。....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
駕籠屋! 何をまごまごとち狂っているんだ。大園寺だよ! 大園寺だよ! おいらもう
尾っぽを巻いて小さくなっているから、ひとっ走りにやってくんな」 走らせて景気よ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
と身をふるわせました。 「どこかに水があったら、ざあっと一ぺえかぶりてえ。毛が、
尾っぽの毛がそこらについているような気がしてならねえですよ。ぎゅっと一つつねって....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
だ。おまえのようなあきめくらがのぞいたっても、犬が星をみるようなものなんだから、
尾っぽを巻いておとなしくかしこまってな」 「ちぇッ。あきめくらとはなんですかい!....
「山県有朋の靴」より 著者:佐々木味津三
の」 「知れんと思ったら、貴様はじめ、こんな真似をせねばよいのじゃ! するから、
尾っぽをふるから、心のよごれぬ女までが、お雪のまうなものまでが――」 たまりか....
「お父さん」より 著者:林芙美子
したがってだんだん寒くなってきました。くろだいは、ふとんがほしいとおもいました。
尾っぽの方からこおってきそうです。 あたたかい海の中へかえりたいとおもいました....