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「尾崎士郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

尾崎士郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虚構の春」より 著者:太宰治
い。ああ。ぼくに東京に帰ってこい、といって下さい。嘘! ぼくをぼくの好きな作家、尾崎士郎、横光利一、小林秀雄氏に紹介して下さい。嘘! ぼくは、今月中から、自伝を....
明日の言葉」より 著者:宮本百合子
う本来の特質に対して、どういう現れを示しているであろうか。 吉川英治、林房雄、尾崎士郎、榊山潤の諸氏によって、作家の戦線ルポルタージュは色どり華やかである。綜....
歌声よ、おこれ」より 著者:宮本百合子
加えられた、と感じる瞬間が必ずあったろう。戦争については周知のような態度であった尾崎士郎のような作家でさえ、あわただしい雑記のうちに、印象が深められずに逸走して....
新しい文学の誕生」より 著者:宮本百合子
よみはじめる年ごろになった若いひとたちは、偶然よんだ小説が、竹田敏彦であったり、尾崎士郎の従軍記であったり、火野葦平の麦と兵隊であったりした。本をよむことそれ自....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
に巣鴨の昔のそこの附近を描いたものがあったりして独特の味をもっていたが、この数年尾崎士郎や芙美子女史の芝居絵のような插画を描きまくっているうちに、画技は衰え、し....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
、おどろかれて居ります。バカほどこわいものなしと、昔の人は賢いことを申しました。尾崎士郎が「三十代作家論」を『都』にかいています、その渾沌性について。しかし尾崎....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
。こういうひとの考えかたは、どうしても、白髪になってもやはり髄ぬけのままなのね。尾崎士郎は庶民にかえれ、と云っている。精神を庶民の精神にしろ、というのですが、そ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
すね。あいまいな、鈍い、小さいそのくせ作家意識から神経を張ったような書きかたで。尾崎士郎は「人生劇場」で浪花節のさわりめいた味を出したが、この頃、いろいろ経験し....
日本文化私観」より 著者:坂口安吾
が――まったくウッカリ答えたのである。なぜなら、出発の晩、京都行きの送別の意味で尾崎士郎に案内され始めて猪を食ったばかりで、もののハズミでウッカリ言ってしまった....
無毛談」より 著者:坂口安吾
ゲのことなど言わない。私よりもズッとお年寄の方々が私を同類扱いするようになって、尾崎士郎先生などが、 「君、まだ、歯はぬけないかい?」 「歯がぬける?」 「ウン....
私は誰?」より 著者:坂口安吾
川に絶交を申し渡されたことがあったが、私は真夜中に叩き起されて怒る人はきらいだ。尾崎士郎はこの正月、原子バクダンなる猛酒(伊東産、ブタノールという奴)に前後不覚....
わが精神の周囲」より 著者:坂口安吾
ないだろう。 私は温灸のせいかも知れないと考えた。この温灸は伊東へついた翌日、尾崎士郎の奥さんが教えてくれたのである。 私が二年前に伊東へ遊びに来たとき、尾....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
。私から受ける直接の愛ばかりでなく、私を取りまく人々の意気に感激した結果である。尾崎士郎君は「夢よりも淡く」と評し去ったが、夢ではなく、現実であった。即ち晩香は....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
て、日本人は立入ることができなかった。 私の住居から百メートルぐらいのところに尾崎士郎さんが住んでた。士郎さんのところへ出入りする人で、彼の小説の中でカチンス....
ストリップ修学旅行」より 著者:小野佐世男
連を迎えの自動車に送って、こちらは散歩。土産店の前でバッタリ会ったのが伊東の住人尾崎士郎先生、いったい今頃どうしたわけかと不思議そう。実はストリップ・ガールの大....