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尾灯
「尾灯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尾灯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地虫」より 著者:小栗虫太郎
った。 水量の増した、河面をゆるく推進機が掻きはじめ、この神秘の男を乗せた、船
尾灯が遠く雨脚のなかに消えてゆくのだった。 「江藤警部補、これはいったい、どうし....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
調子があった。竜太郎は、車から降りた。 竜太郎を車から降ろすと、自動車は、赤い
尾灯《テール・ランプ》を光らせながら、いま来た方へ走り去ってしまった。 竜太郎....
「空飛ぶ悪魔」より 著者:酒井嘉七
ばかりの暗い夜空を衝きさしている。私は、彼女の唇を思わせるような、一番機の真赤な
尾灯を、じっと見つめながら、注意深く操縦棹を握っていた。左翼が清川、右翼が自分だ....