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尾能
「尾能〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尾能の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「酒中日記」より 著者:国木田独歩
を出て、縁《えんがわ》の戸を一分又た一分に開け、跣足《はだし》で外面《そと》に首
尾能く出た。 星は冴《さ》えに冴え、風は死し、秋の夜の静けさ、虫は鳴きしきって....
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
服を着て煙草入を提げ、惣次郎を送って自分は法恩寺村の場所へ帰った。角力は五日間首
尾能く打って帰る時に、
花「鳥居の笠木を落《おと》したから、旦那様鳥居を上げて....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
いうことを意味する。彼は階級闘争における闘士であり参加者である。彼の芸術は徹頭徹
尾能動的であり活動的である。 右は、一九三〇年十一月ハリコフにおける国際革命....
「瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
絶りて北米桑港に徃くことを命じ、江戸湾を解纜したるは、実に安政六年十二月なり。首
尾能く彼岸に達して滞在数月、帰航の途に就き、翌年|閏五月を以て日本に安着したり。....