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尾鷲
「尾鷲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
尾鷲の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
この人天性勇猛で物に動ぜなんだからだと貝原好古が記し居る。『紀伊続風土記』九十に
尾鷲《おわせ》郷の地士世古慶十郎高麗陣に新宮城主堀内に従って出征し、手負《ておい....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
和歌山県の分だけでの事で、『紀伊続風土記』九三に、砂鉄|牟婁《むろ》郡(三重県)
尾鷲《おわせ》郷に産す盆石に添えて観美なりと出づ。 動物の分類は何たる定説なく....
「たぬき汁」より 著者:佐藤垢石
こから三時間ばかり省営自動車に乗り、十里あまりの長い矢の川峠(やのこ)を越えて、
尾鷲へ下ったのである。矢の川峠は、紀伊と伊勢と大和の三国の境をなす大台ヶ原山を主....
「瀞」より 著者:佐藤垢石
る頃、日足の熊野川に別れ、遠州の奥西渡の天龍川を指して新宮から木の本、矢の川峠、
尾鷲をへて、伊勢の宮川に添いつつ相可口に出たのである。西渡の天龍川で釣ったのは僅....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
その日の晩、ぼくらは紀勢線の夜汽車に長いことウトウトしていた。佐奈駅から乗って
尾鷲まで行くのだ。午、賢島にいたことを考えると、驚くべき長コースで、志摩、伊勢を....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
近畿では処々に行われているようだが、伊予の大三島などではこれをテハレグサ、紀州の
尾鷲ではヒゼンバナといっている。ヒゼンはいやな皮膚病の名で、実際この液がつくと指....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
が、ともにままごとを意味している。それよりもさらにわかりにくいのは紀州|東熊野の
尾鷲あたりで、ナンコビまたはゴコトンボというのが同じ遊びの名である。ナンコビの方....