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「局員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

局員の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
親という二字」より 著者:太宰治
し、また私と並んでベンチに腰かけて、しばらくすると、別の窓口から現金支払い係りの局員が、 「竹内トキさん。」 と呼ぶ。 「あい。」 と爺さんは平気で答えて、....
国貞えがく」より 著者:泉鏡花
侮《あなど》るなと言う態度の、それが明《あきら》かに窓から見透《みえす》く。郵便局員|貴下《きか》、御心安《おこころやす》かれ、受取人の立田織次《たつたおりじ》....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
界の報道網に対し輝かしき第一報を打つことに成功したデンマーク新報のアイスランド支局員ハリ・ドレゴの命名によるものであった。巨船ゼムリヤ号発狂事件――という名称か....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
川の方面では、同志が三万人から出来た。貴方たちも、加盟して戴きたい。どうです!」局員は、申合わせたように、黙っていた。 「返事がなければ」と、例の男が、たちまち....
少年探偵長」より 著者:海野十三
頭目以上の幸運だったんだ」 博士はひとりで喋った。 「手術はここでするから、医局員でない者はどこかへ行ってもらいたいね」 「え、ここでするのか、机博士」 「そ....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
い。みなさん、ゆだんなく気をつけて下さい」 通信局長のスミレ女史は、とうとう全局員に対し、警戒を命じた。 計算によると、あと二週間で、火星に達するあたりまで....
怪星ガン」より 著者:海野十三
ンマ和尚は、ロナルドとスミスの働きについてそう語った。 両人は、すでに別室で医局員の手で手当がくわえられつつある。ガスコが死にものぐるいで刃物をふりまわしたの....
不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
「なにを白状しろというのか、困った新聞記者じゃ」 「いや私は、録音器持参の放送局員です。博士から一言うかがえばよろしい。あの赫々たる日本海軍のハワイ海戦と、そ....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
に赤ちゃんの容態のことを気にして、大きな声で泣いたり急に暴れだしたりするので、医局員は困っている」 「なぜ暴れるのかね」 「夫人は、掃除夫のカールが床に油を引き....
火星兵団」より 著者:海野十三
、実は局内ではたいへんな騒ぎで、局長以下、みんな真青になってしまい、その下にいる局員たちは、仕事もなにも、手につかなくなってしまったほどだった。 その夜の蟻田....
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
んじゃあねえ。風俗はこの目で確に睨んだが……おやおや、お役人の奥様かい。……郵便局員の御夫人かな。 これが旦那方だと仔細ねえ。湯茶の無心も雑作はねえ。西行法師....
政談十二社」より 著者:泉鏡花
黒の洋服で雪のような胸、手首、勿論靴で、どういう好みか目庇のつッと出た、鉄道の局員が被るような形なのを、前さがりに頂いた。これにてらてらと小春の日の光を遮って....
」より 著者:黒島伝治
金をまとめて野戦郵便局へ持って行く小使から受取った。その五円札が贋造だったことを局員が発見したのである。 それは極めて精巧に、細心に印刷せられたものであった。....
丸の内」より 著者:高浜虚子
でしばりつけてあって一枚の戸が開いている。風がビュー/\吹き込んで寒いだろうが、局員はそんなことには頓著しないのである。 郵便切手を売る口、書留、速達便を受取....
六号室」より 著者:瀬沼夏葉
が早晩手に入れようと思いますのは、何だか知っておいでになりますか。』 先の郵便局員は、さも狡猾そうに眼を細めて云う。 『私はきっとこんどは瑞典の北極星の勲章を....