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局外中立
「局外中立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
局外中立の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
にわかに幕府を逆賊とは見なさない。この形勢をみて取ったファルケンボルグは率先して
局外中立を唱え出した。そして、ひそかに新政府に武器を販売するイギリスと、旧幕府の....
「二重心臓」より 著者:夢野久作
てろったら。非常な重大事件だから……お前が関係しちゃイケナイ問題なんだから絶対に
局外中立の態度で、黙って見てなくちゃイケナイ重大事件なんだからね」 「わかってて....
「空襲警報」より 著者:海野十三
、おのずから順序がある」 と、将軍の太い眉がピクリと動いた。 「さっき、C国の
局外中立宣言(どちらにもつかぬということ)が一両日のびるという情報が入りました。....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
間が科学や技術を中立的な超政治的なものだと決めている迷信を利用して、自己の政治的
局外中立を合理化そうと力める。科学は純粋でなければならぬ、政治的関心は云うまでも....
「申訳」より 著者:永井荷風
活動写真に関係する男女の芸人に対しても今日の僕はさして嫌悪の情を催さず儼然として
局外中立の態度を保つことができるようになっている。之を要するに現代の新女優、給仕....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
たフランス・ボナパルチズムの日本代表ロッシュと英公使パークスの腕くらべは、後者の
局外中立策が立派に公使団をリードした事実をもって審判された。 討幕派に率いられ....