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局長
「局長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
局長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
じゃろう葉子さん」
葉子は乞食《こじき》の嘆願を聞く女王のような心持ちで、○○
局長といわれるこの男のいう事を聞いていたが、財産の事などはどうでもいいとして、妹....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
かぶせるべきだ。誰か四五名、ロンドンへ行って貰おう。特別に社機を出して貰うよう、
局長には話をして来たぜ」 「よし、僕が行こう」 「僕も行く。ワーナー博士一行の生....
「柿色の紙風船」より 著者:海野十三
泣き声に駭いて、婦長が駆けつけてくる。朋輩が寄ってくる。はては医局の扉が開いて医
局長以下が、白い手術着をヒラつかせて、 「なんだなんだ」 「どうしたどうした」 ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
昨年博文館を退社したる由。博文館はあの社長さんではもう駄目だ。そして戦争中|編輯
局長たりし水谷君のためにも退社はよろしい。いずれいいところから礼を厚くして招聘が....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
探検家マルモ・ケン氏であった。カンノ博士は、観測団長だった。 スミレ女史が通信
局長であった。女史は、正吉を冷凍から助けだしてくれた登山者中の一人であった。 ....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
です」 「ほう。やっぱりけがをしているんだね。ドクトル、手当をたのみます」 医
局長がすぐに手当にかかった。両手と左脚をやられていた。手のほうは火傷だ。 「隊長....
「火星兵団」より 著者:海野十三
その筋から発せられたので、世間には洩れなかったが、実は局内ではたいへんな騒ぎで、
局長以下、みんな真青になってしまい、その下にいる局員たちは、仕事もなにも、手につ....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
(人)Graham. トーマス・グラハム。一八〇五―六九。化学者。大学教授、造幣
局長となる。 クレメント(人)〔Cle'ment.〕 フランス人。 クルトア(人....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
論見、椿岳の浅草絵と鼎立して大に江戸気分を吐こうと計画した事があった。当時の印刷
局長|得能良介は鵜飼老人と心易くしていたので、この噂を聞くと真面目になって心配し....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
が全でなくなってスッカリ書生風となってしまった。竹馬の友の万年博士は一躍専門学務
局長という勅任官に跳上って肩で風を切る勢いであったから、公務も忙がしかったろうが....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
格の一部が古川に由て作られたのは争われない。 当時の官報局は頗る異彩があった。
局長が官界の逸民たる高橋健三で、翻訳課長が学界の隠者たる浜田健次郎、その下に古川....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
で日本について語りあうなどとはどうして考えられようか。) 午後、州政庁に至り、
局長に面会し、耕地見分の紹介状を授かる。これより移民収容場を一覧す。その設備すこ....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
はやむを得ない。たとえば、昨年の大会で、鈴木茂三郎が書記長と決ったとき、私は組織
局長として一年間喜んで協力した。 今は私が書記長であるが、加藤君が組織
局長とし....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
戦の責任を問われ、続く大会では鈴木現社会党委員長と書記長を争って大敗を喫し、組織
局長に格下げになった。組織
局長は一年で辞め、鈴木委員長実現とともにまた書記長にも....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
その頃ちょうど上京中であった星野直樹氏(私は未だ面識が無かった)から、大蔵省の
局長達が日本財政の実情につき私に説明したい希望だと伝えられたが、私はその必要はな....