屁の河童[語句情報] » 屁の河童

「屁の河童〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

屁の河童の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
天主閣の音」より 著者:国枝史郎
太田道灌も太閤様も、俺から云わせりゃ甘えものさ。昔から名ある築城師、そんなもなあ屁の河童だ! だがマア自慢はこれくらいとして、さて夫れでは実物に就いて、説教する....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
い罪を引き受けたりする位だからね。近頃|亜米利加で八釜しい第三等の訊問法なんかは屁の河童だ。彼奴の使う手は第一等から第百等まで、ありとあらゆる裏表を使い別けて来....
焦点を合せる」より 著者:夢野久作
だ。 実をいうと三洋丸ぐらいの機械を持っていれあ、速力を五|節増すくらいの事は屁の河童なんだ。新しい機械の力はかなり内輪に見積ってあるもんだからね。……と云っ....
丸の内」より 著者:高浜虚子
込まれる人を横切って自動車が駆ける。その自動車は何れも理不尽に駆ける。路行く人を屁の河童と駆ける。だから丸ビルをそこに見ておって、その門口に突進するまでが大変で....